ブエノスに半年ぶりに向かう。ここ数年はかなり頻繁に来ていただけに、何だか新鮮な気分。成田のAAのカウンターでは、今日は席が混んでいるので、特別にアッフグレードしてくれた。頻繁に一番長い距離を飛んでいるので、私はエグゼクティブプレミアムと言う資格にある。で、年に8枚分、当日空港で、空席があれば無料でアップグレードしてくれる権利を持つ。が、今回はそれとも関係なく、だった。
で、機内へ。いよいよゲートを離れようという時になって、おなじ列の反対側の、恐らくアメリカ人だろう、激しく嘔吐を繰り返している。こんなのが近くにいたのでは、これからの旅は最悪、ととなりの席の男と目配せしていたら、さすがにAAの社員がやってきて無理矢理降ろすことになった。当たり前だ。あのまま飛んだら、途中で死ぬこともある。気の弱い輩に限って、搭乗する時に大酒を食らう奴を私も何人か知っているが、あれは本当に危ないからやめた方が良い。 で、シカゴ、マイアミと順調に進んでほぼ予定通りにブエノス到着。シカゴもマイアミもアメリカという国への入国の楽になったことといったらない。しかし、あの酔っ払い騒動で臭い消しのためもあったのか、機内が異常にさむかった。そのせいで風邪らしい。エセイサ空港では弊社の通信員、ディアナがいつも通りの笑顔で迎えていてくれたが得意の笑顔すら出ない。久しぶりにヤバい状況だ。パブロンでは全然駄目。ディアナにこちらの強力な薬を買って来てもらったら少し楽に。
さて、今回は10日ほどというので普通にホテルを探した。いつもの通りネットだが、こちらではいつもアパートを借りるのであまりホテルに泊まらない。ホテルと言えばスペイン系のメリアが多かったのだが、今回は何故か急に値段が高い。で、メキシコでもよく使っているNHチェーンへ。ブエノスのセントロで3つほどあるのは前から知っていたが、一度泊まってみようと思った。「NHタンゴ」という名のホテルだ。タンゴ・ハウス「タンゴ・ポルテーニョ」の隣というか同じ建物の中のホテル。チェックインの際に聞いてみたが、オーナーのファブリも多少は資本を入れているそう。旧知のファブリに頼むには事が小さすぎる。ところでこのホテル、部屋は小さいがデザインといい、なかなか悪くない。インターネットがたまに遅くなるのが難点だが…。真ん中にある割にセキュリティーも悪くない。
とりあえず、風邪対策で無理矢理肉をほおばって、まずは換金ドラル・ブルーがこのところ急に上がって9:14位の差になってきていた。今回は前回同じくらいで換えすぎたペソもたくさん持ってきたが、換金率はほぼ同じだったから損得無しってところか。それにしても安全に届けてくれる友人に感謝だ。明日からスケジュールが入っているため、今日はおとなしく寝ることに。