久々に鎌倉へ

ブログを再び始めると言っても、長いブランクで、さて何を書こうかなかなか筆が進まない。で、とりあえず、昨日の日曜日に行った鎌倉のことなどから書いてみよう。FACEBOOKでも十分な内容だが、ここは練習のつもりで。

日曜日、ベネズエラ、ニカラグアの旅から帰ってほぼ1週間。年齢のせいでだんだん抜けづらくなってきた時差との戦いも終判を迎えて…とはいっても5時起床で「さぁて、外は雨だしどうするか」でも、せっかくの日曜日、我が夫妻の日曜日は決まってドライブしながらのスーパー銭湯通い。考えてみたらもう10年以上も続けて、関東圏はほぼ行き尽くした感がある。でも、雨ぐらいではへこたれない。昨日も「雨でも楽しめる場所」と考えて、「竹林、紫陽花、寺…」とネットで探して「鎌倉」に行き着いた。紫陽花はさすがにやや遅めだが、竹林と寺は雨の方が写真も味が出ようというもの。しかも海外から帰るとやたら「日本的なもの」に触れたくなる。で、行き先は鎌倉に決定。鎌倉は過去にも何度も行っているし、おおよそのところは観てきたつもりだった…が、肝心の北鎌倉の有名な寺々を訪ねてなかった。

「雨」で最初にイメージしたのが「竹」だから、まずネットで辿り着いたのが報国寺。「竹寺」としても知られるとおり、本堂裏にはりっぱな竹林があるそう。で、ここの他ついでに訪れたい寺を探した。北鎌倉の建長寺、円覚寺、明月院、東慶寺、浄智寺…。何だ、結局、鎌倉をほとんど知らない自分に気がついた。

で、とりあえず、まず朝8時から入れるという明月院に紫陽花を観に出発。ネットでは8時からと書いてあったのに、到着すると9時からと言う。ここはラテンアメリカではないのに…とぶつぶつ呟きながら隣の円覚寺に。入口から坊さんが立っていてここはやる気十分。

http://www.engakuji.or.jp/about.html

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北条時宗を祀る開基廟の他、国宝の舎利殿や洪鐘(おおがね)など、結構見応えがある。しかし、まだ長旅の疲れがある上、寝不足が響いてか既に結構疲れが。で、円覚寺で観た紫陽花からして、すでに紫陽花の時期はやや終わり気味ということで明月院はパス。なんでも今年は紫陽花の咲き始めが早かったこともあって、かなり終判と言うことらしいので…。

次は有名な建長寺へ。すべてが当時の雰囲気を残していて、特に法堂の天井絵は素晴らしい。この寺で作られた「建長汁」が、「けんちん汁」の発祥とは知らなんだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/建長寺

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この二つの寺を巡っただけでも、改めて鎌倉の奥深さを感じる。で、最後は目指す「竹」の報国寺へ。何度も行った八幡宮を通り過ぎて、ずっと東にある。地図では距離がありそうだが、何のことはない、車ではすぐ。ここはやはり人気なのか人が多い。開基は足利家時で、鎌倉公方は四代90年栄えた後、義久がこの菩堤寺報国寺で自害割腹した。報国寺は関東に於ける足利公方終焉の地だそう。

http://www.houkokuji.or.jp/history.html

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作家、芸術家に愛された寺だけあって山門をくぐってすぐにセンスの良さを感じる。本堂といい、小さな寺ではあるが雰囲気は最高。本堂裏の「竹の庭」も決して大きくはないのだが、とにかく洗練されていて、いるだけで楽しい。海外からの客を連れてくるにも最高の寺。

と、今まで知らなかった鎌倉探索もこの寺までで、かなり老体にはきつかったため今回はここまで。鎌倉恐るべし、まだまだ奥が深そう。と言うわけで、久しぶりに回復したブログの練習でした。

  

     さい