天才ネストル・マルコーニのこと…


さて、今回は今年招聘作業を手伝うことになったネストル・マルコーニとも会う必要があった。マルコーニとは古い付き合いで、もう70年代の後半からブエノスに行けば彼の出演するタンゴ・ハウスを求めて出かけたものだった。

最初は「カーニョ・カトルセ」。この店は最初は気の良いユダヤ系の経営者がいて、観光客向けではなく、圧倒的にブエノスのタンゴ・ファンに向けて開店した店だった。70年代にはセステート・タンゴやまだ若かったビルヒニア・ルーケなどが出演していた店だが、マルコーニは当時からとにかく即興の演奏が大好きで、後年あまり客が入らなくなった頃は、なんとあのフアンホ・ドミンゲスと客がいようといまいと連日即興タンゴ大会を演じていた。
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イニャッキのショー、ウルグアイ…


このブログを始めてから、初めて2ヶ月近くも休んでしまった。実は理由はいろいろあったのだが、今までも記したこと以上に、ブログの行間から忘れ去った故お柄を思い出させてくれるために大変に重宝していた。で、再開するに辺り、2ヶ月分のことは、何回かにまとめて書いて、あとは、できるだけ日記でも書くように再度始めて行きたいと思う。最初は本当にメモから。 “イニャッキのショー、ウルグアイ…” の続きを読む

興奮のアナ・カロリーナTCA公演


さて、サルヴァドールの2日目。朝から日増しに天気が良くなってくる。朝の湾の景観はさらに素晴らしくなる。が、何だか歯が痛む。歯と言えば、その昔もこの街で歯が痛くなって,歯医者に行ったことがある。ボストンで勉強してきたと言う女医で、なかなかの美人だった。直ってしまうのが惜しくなるほどの….
で、今回も園も井出に浸りながらオースケの行きつけの歯医者へ。しかもまたもや女医さんだという。 “興奮のアナ・カロリーナTCA公演” の続きを読む

夢のサルヴァドールへ


さて、リオでのゆっくりとした時間を終えて、いざサルヴァドールへ。夢の地へ向かう時の子供の気持ちと同じで、かなりウキウキする。サルヴァドールには午前中に到着。空港もすっかり立派になっている。何より、この肌にむせるような暑さがたまらない。夏は暑すぎたりもするけれども、今は冬だからなおのこと心地よい。タクシーの運ちゃんに,この土地のことが大好きだと告げると、急に親切になって色々話し出してくれる。 “夢のサルヴァドールへ” の続きを読む