2020年を襲っている新コロナ・ウィルス問題

 昨年の暮れだったろうか、テレビのニュースでコロナ・ウィルスの話題が登場したのは。中国の武漢でコウモリや蛇が保因していたもので、人には伝染しないとか言っていたのが、あっという間に人に伝染が確認され、正月を迎えて、家でキンテート・グランデの編集をやっていた1月7日頃、武漢の原因不明の肺炎は新型コロナ・ウィルスと断定され、9日にはその武漢で最初の死亡例まで発表された。その後は、昨年12月にこのウィルスのアウト・ブレイクについて警告を拡散しようとした武漢中心医院の眼科医、李文亮が警察に「噂を」広めない様、書類に署名させられたが、のちに新ウィルスに気づいた当局(当たり前だが最初から知っていた)が謝罪…こんなニュースばかりが目についた。1月20日になって、習近平が初めてこのウィルス対策に指示した。23日には武官を封鎖することになった。世界からは中国のトップの対応が遅かったと騒がれ出したが、そこはまたも中国の裏技だ。習近平1月7日にはすでに対策を出していたと突然公言までするに至った。もう、世界基準ではありえない嘘が公然とまかり通る国だ。

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2020年春のタンゴシリーズ完成までの顛末!そして最高のスタート!______その2

 ダンサー陣も昨年連れてきた最高のカップルの中からの3組。1昨年だったかの世界チャンピオン、アゴスティーナが昨年やってきて「本田さん、来年のタンゴのダンサーもの凄いねぇ。ブエノスでみんな言ってるよ〜」と驚いていたが、ガスパルの尊敬する仲間たちでもある3組と、私が以前から素晴らしいと思っていた1組だ。

foto por Uto

 そして歌手は、その昔、今は亡きアルゼンチン・ギター界の巨匠、フアンホ・ドミンゲスとも良く日本に連れてきたバネッサ・キロス。バネッサを一番最初に連れてきた時、彼女はまだ18才。まるで鉛筆のように痩せていて、歌だけは抜群に上手い女性だった。日本には何度も連れてきていたが、あのセニョール・タンゴが現在の大シアター・レストランになってから、その専属歌手になって,ギャラがべらぼうに上がってなかなか呼べなくなっていたが、久しぶりに声をかけたら「喜んで!」となった。新旧タンゴのどのレパートリーも謳う実力最高の歌手で、なにしろ常に安定した声を聞かせてくれる。ちなみに、あのセニョール・タンゴは、もう30年以上前にホセ・バッソの楽団で招聘して仲良くなったフェルナンド・ソレールが共同オーナーで頑張っている。現在NYに住むパブロ・シーグレルとも仲間で、1昨年だったかあの店の特等席で3人で飲みながら思い出話に耽ったこともある。

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