憎きコロナ!アルゼンチン、ブラジルでの制限措置….

 今回の新型コロナ関連では、実にいろいろなことが起こっている。世界での素早い対応を見ていると、日本が甘いのか、海外が敏感すぎるのか…まぁ、これは命の問題だけに、海外の方が正しいと見るしかない。日本の「専門家」は、コロナとは言っても、普通のインフルエンザとあまり変わりはなく、死に至るのは老人、既往症を持っている患者….と言い、「感染者の数をまともにマスコミに告げさせるより、検査のテンポも遅くしているうちに、若者はコロナ・ウィルスに感染して、抗体を持った人間を多くした方が早く沈静化できる。ほとんどの感染者は、今までのインフルエンザ同程度の感染力で、わずかな老人が重症化するだけ」とでも言いたげな政策ばかりだ。まぁ、世界中の感染者の数字もいい加減だらけ。中国はあの大都市であれだけの惨状を伝えているにもかかわらず、あまりにも感染者が少ないと思われていたが、昨日だったか、「感染者でも症状が出ていないものはカウントされていない」と国民から指摘され、慌ててそれを発表したが、どう考えてもそれでも数字が小さすぎる。日本はといえば、何しろ検査しないのか、させないのか、症状が現れて医者に行っても診てもらえない、何よりPCR検査を受けさせてもらえない、という苦情は結構最初からあった。だから、ある医者はTVでも発表されている数字の10倍はいると考えられる、と堂々と発言した。

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羨ましい限りのオリンピック「延期」,,,,,

 コロナ騒動はさらに動きがあった。3月24日、とうとう延期が発表。初代IOC会長デメトリウス・ビケラス(ギリシャ)や事務局長に就任したクーベルタン(フランス)が提唱し、1896年4月6日にギリシャ・アテネで始まった近代オリンピックだが、以来延期は初めてとなる。中止は全部で5回、いずれも戦争が原因だった。しかも、そのうちの2回は日本が関わっている。1940年夏期東京、冬期札幌は日中戦争が原因で中止となっている。今回、新コロナ・ウィルスが話題になって以来、IOCのバッハ会長(ドイツ)、JOCの最高顧問森喜朗氏は、執拗に「予定通り開催」を発表。アスリート・ファーストを言いながら、あくまでも「予定通り開催」を言い続け、何時までも「延期」を言えない背景を皆が勘ぐったと思う。JOCの会長は柔道の山下氏のはず。元ロンドンオリンピックで組織委員会会長を務め、「金をかけないオリンピック」を大成功させたセバスティアン・コー氏に比べて、会長ではない森氏が責任者として出てくる姿に、世界の潮流とかけ離れた日本のイメージは最悪になった。何時だったか冬季五輪でも招致委員会とIOCの間の汚れた金の動きが表面化して時間が経っていないし、まだ元オリンピック選手だったバッハのイメージはギリでセーフだったにしても、森最高顧問はない。

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2020年を襲っている新コロナ・ウィルス問題

 昨年の暮れだったろうか、テレビのニュースでコロナ・ウィルスの話題が登場したのは。中国の武漢でコウモリや蛇が保因していたもので、人には伝染しないとか言っていたのが、あっという間に人に伝染が確認され、正月を迎えて、家でキンテート・グランデの編集をやっていた1月7日頃、武漢の原因不明の肺炎は新型コロナ・ウィルスと断定され、9日にはその武漢で最初の死亡例まで発表された。その後は、昨年12月にこのウィルスのアウト・ブレイクについて警告を拡散しようとした武漢中心医院の眼科医、李文亮が警察に「噂を」広めない様、書類に署名させられたが、のちに新ウィルスに気づいた当局が謝罪…こんなニュースばかりが目についた。1月20日になって、習近平が初めてこのウィルス対策に指示した。23日には武官を封鎖することになった。世界からは中国のトップの対応が遅かったと騒がれ出したが、そこはまたも中国の裏技だ。習近平1月7日にはすでに対策を出していたと突然公言までするに至った。もう、世界基準ではありえない嘘が公然とまかり通る国だ。

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2020年春のタンゴシリーズ完成までの顛末!そして最高のスタート!______その2

 ダンサー陣も昨年連れてきた最高のカップルの中からの3組。1昨年だったかの世界チャンピオン、アゴスティーナが昨年やってきて「本田さん、来年のタンゴのダンサーもの凄いねぇ。ブエノスでみんな言ってるよ〜」と驚いていたが、ガスパルの尊敬する仲間たちでもある3組と、私が以前から素晴らしいと思っていた1組だ。

foto por Uto

 そして歌手は、その昔、今は亡きアルゼンチン・ギター界の巨匠、フアンホ・ドミンゲスとも良く日本に連れてきたバネッサ・キロス。バネッサを一番最初に連れてきた時、彼女はまだ18才。まるで鉛筆のように痩せていて、歌だけは抜群に上手い女性だった。日本には何度も連れてきていたが、あのセニョール・タンゴが現在の大シアター・レストランになってから、その専属歌手になって,ギャラがべらぼうに上がってなかなか呼べなくなっていたが、久しぶりに声をかけたら「喜んで!」となった。新旧タンゴのどのレパートリーも謳う実力最高の歌手で、なにしろ常に安定した声を聞かせてくれる。ちなみに、あのセニョール・タンゴは、もう30年以上前にホセ・バッソの楽団で招聘して仲良くなったフェルナンド・ソレールが共同オーナーで頑張っている。現在NYに住むパブロ・シーグレルとも仲間で、1昨年だったかあの店の特等席で3人で飲みながら思い出話に耽ったこともある。

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2020年春のタンゴシリーズ完成までの顛末!そして最高のスタート!______その1

 昨年は、民音タンゴシリーズが半世紀、50回目迎えたと言うことでそれは素晴らしいステージを展開できたが、周年と言うことで内部での宣伝活動が凄く、即ソールドアウトのところが殆どで嬉しい悲鳴だったが、外部のタンゴ・ファンには思いの外その良さが知られずに終わって悔しい思いをした。

 そして、今年は51回目、何か新しい力のあるタンゴ・バンドがないかと思っていたら現れたのが、今回のキンテート・グランデだ。一昨年8月のブエノスアイレスでのタンゴ・フェスティバルのプログラムにこの名前を発見。リーダーのマティアス・グランデ以外はよく知る凄腕ミュージシャンばかりだ。マティアスは、コロンのシンフォニーで演奏する著名バイオリニスト。そして、2014年に招聘したグレコス・タンゴ・オルケスタは、若い弟のラウタロ・グレコと兄のエミリアーノがリーダーだったが、実はあのメンバーには凄い音楽家たちがたくさんいた。ラウタロは一昨年ピアソラ財団がピアソラの死後、正式に認定したピアソラ・キンテートのバンドネオン奏者として活躍しているし、実はそのグレコ楽団の若いラウタロの目付役としてやってきていたニコラス・エンリッチは現代のアルゼンチン・タンゴの世界で最も注目されるバンドネオン奏者だ。伝統楽団やかなりすっ飛んだ現代タンゴグループの数々に引っ張りだこの逸材。マティアスが2015年このキンテートを結成するときにまず選んだのがこのニコラスだった。そして、ピアノは今までもオラシオ・ロモ率いるセステートやセステート・マジョールでもピアニストを務めるほか、最近はニューヨークのカーネギーで催された新しいタンゴ・イベントにも招待されて話題をまいたフルビオ・ヒラウド。チェロは本来来るはずだったカルメン・レンカル、ベースは言わずと知れたコロールタンゴの名手、マヌエル・ポポ・ゴメス。これ以上ない編成だ。

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アルゼンチン、アルベルト新大統領の閣僚発表!

 実は前のブログを書いていて,夜中に起きると明日土曜日に発表される新内閣の発表(未定もある)の再放送があって、また眠れなくなった。日本のTVシステムのアルゼンチン導入に大奮闘してくれた友人は,今回は見送られている。しかし、全体になかなか凄い布陣だ。これはある程度期待できそうだ。

                  マルティン・グスマン経済大臣

 鍵を握るのは噂通り経済大臣に就くマルティン・グスマンだろう。1982年生まれと言うからまだ37才。ラプラタ生まれ、ラプラタ大学卒業で、ブラウン大学で博士号取得、後にUSAのコルンビア大学で教鞭を執り、ノーベル経済賞の選考者であるヨセフ・スティグリッツに師事して、一緒に活躍してきたエコノミスト。マクロ経済と公共債務を専門とするエコノミストで、任命前のインタビューでは、速やかに取り組むべき課題は債務再編で、IMFに対し元利払いを2年延期する交渉を進めていくと発言していた。同時にブエノスアイレス大学でも教鞭を執り、スティグリッツとは沢山の共著も著している。

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新政権の向かう方向を考えながらブエノス到着

師走とはよく言ったもので、日本にいても、海外にいても12月は何かとせわしいもの。今回も、12月10日のアルゼンチン大統領就任式の仕事で5日成田を出てきた。いつものアメリカン航空だが、昨年まではとにかく旅が続いていたから今はExecutive Platinumという最高の会員になっている。最安航空券でも年に4回はビジネスにアップグレードできるのだ。しかし、アメリカン航空が USエアウェイズを正式に傘下に置くようになってから、マイレージの利点が極端に悪くなってきた。今までの客に加えてUSエアウェイズのマイレージも有効になったからだ。以前はマイレージというと飛行距離だけで上級に進むことができたが、今は距離の他に使った金額が加わった。もともとビジネス・クラスを余り必要としない性格だから、この手に乗って飛行機に金を使うというのも癪に障る。と、来年からは上級資格への欲望は完全に捨てることにした。しかし、現在は4枚ある無料アップグレードの資格の残る3枚を使い切る必要があるのに、なかなか取れない。予約時にかなり文句を言ったせいで今回は成田の段階でアップグレードされていた。帰りはどうなるか。

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